| 2.2.2 日本とその付近のプレートの動き | ||
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図2.2.2-1 日本とその付近のプレートの分布 [地震調査研究推進本部(1999)による] |
図2.2.2-1に日本とその付近のプレートの分布を示す。研究者によってはこれと若干異なるプレート分布を提唱する者もあるが、ここでは代表的なものを示した。 日本付近では、プレートの分布状況は一口で言い表せないくらい複雑である。そのために地震活動もまた極めて複雑な状態にある。 まず、海のプレートについて見てみよう。日本列島に対して、太平洋プレートが西進し、陸地の下に沈み込んでいる。その沈み込み口が千島海溝、日本海溝、伊豆−小笠原海溝である。陸地と書いたが、これらの海溝とペアになっているのはそれぞれ千島列島、北海道−本州東北部、伊豆−小笠原諸島である。このようなペアを「島弧−海溝系」と呼ぶ。太平洋プレートの西進の速さは、東北地方の沖で約9cm/年である。 西南日本では、フィリピン海プレートが北西方向に4〜5cm/年の速さで押し寄せ、南海トラフから沈み込んでいる。ただし、その先端は太平洋プレートより浅く、100kmを越えないものと考えられている。関東地方の地下では、2つの海のプレートが重なり合って世界に類例を見ない複雑な地震活動を引き起こしている。 陸のプレートは、新潟県の糸魚川と静岡を結ぶ糸魚川−静岡線を境に、東側はオホーツクプレート、西側はアムールプレートに属すると考えられている。日本海の東縁部では、これら2つのプレートが2cm/年程度の速さで収束している。しかし、それに対応する画然としたプレート境界は認めらず、数百kmの幅をもつ遷移帯で相対運動が担われている。
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