| 2.2.3 日本の大地震 | ||
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海域では,M8前後の大地震が繰り返し発生している。日本海溝沿いでは,1896年の明治三陸沖地震(M=8.0)、1968年十勝沖地震(M=7.9)がその代表的な事例である。もう少し小さい地震としては、1978年宮城県沖地震(M=7.4)、1994年三陸はるか沖地震(M=7.5)などがある。これらはいずれもプレート境界の低角逆断層型の大地震だが、1933年の昭和三陸沖地震(M=8.1)は海溝付近で発生したスラブ内の巨大地震だった。 南海トラフ沿いでは、1854年に1日間隔で連発した安政東海地震、安政南海地震(ともにM=8.4)をはじめ、1944年東南海地震(M=7.9)、1946年南海地震(M=8.0)などがある。忘れることができないのは1923年の大正関東地震(M=7.9)である。この大地震による関東大震災は、死者・行方不明14万2千人余りという未曾有の被害をもたらす結果となった。駿河湾−御前崎沖に想定されている「東海地震」も同様のタイプの地震である。 内陸部では、M7級の浅い地震があちこちで起きている。昭和期以後だけでも、1927年北丹後地震(M=7.3)、1943年鳥取地震(M=7.2)、1948年福井地震(M=7.1)などがある。特に、阪神・淡路大震災をもたらした1995年兵庫県南部地震(M=7.2)は、内陸部では20世紀最悪の地震であった。しかし、地震の規模から見ると、これは決して内陸最大規模の地震とは言えない。1891年濃尾地震はM=8.0という巨大なもので、岐阜・愛知県を中心に死者7千人を越える大被害を与えた。 このほか、日本海東縁部では1964年新潟地震(M=7.5)、1983年日本海中部地震(M=7.7)、1993年北海道南西沖地震(M=7.8)などが起きている。また、1993年釧路沖地震(M=7.8、深さ約100km)のように、スラブ内でも大地震が発生することがある。
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