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2.3.3 余震域と最大余震

図2.3.3-1 1995年兵庫県南部地震の直後約15日間の震央分布(深さ30km以浅)[気象庁のデータによる].☆印は本震の震央.

 余震の震源が分布する領域を余震域という。図2.3.3-1に,1995年兵庫県南部地震の直後約15日間の震央分布を示す。沢山の地震が密集している範囲が余震域で,東北東−西南西方向に延びる狭い帯状を呈している。余震は本震の断層面上,またはそのごく近傍に発生するためである。従って,余震域は震源断層の位置や大きさを推定する有力な手段となる。

 本震の規模が大きいほど余震域も大きくなる。余震域の広がりを長軸方向の長さ(km)で代表させると,本震のマグニチュードとの間に次の統計的な関係が見られる:

 (2-3)   .
例えば、上式に兵庫県南部地震の=7.2を代入すると=63kmとなる。図2.3.3-1の余震域は、実際この程度の長さとなっている。なお、本震の発生後、通常の余震域からかなり離れた場所で地震活動が活発化することがあり、これを「広義の余震」と呼ぶ。

本震のマグニチュードが大きいほど、最大余震のマグニチュードも大きくなる。両者の差は地震ごとにいろいろな値をとるが、日本の地殻内の地震では、が6以上で1.8、が7.5以上では1.2程度となることが多い。


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