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3.2 地震のマグニチュード



3.2.1 マグニチュードの定義

                           
 地震による地面の揺れの強さは震度で表される(詳しくは第8章参照)。これに対して、地震そのもの(震源)の規模は「マグニチュード」で表し、通常「」と表記する。

 マグニチュードという尺度は、1930年代にアメリカのC.F.リヒターが初めて導入したもので、次のように定義された:震央距離B=100kmの位置に置かれたウッド・アンダーソン式地震計で記録された最大記録振幅(単位:μ)の常用対数。ウッド・アンダーソン式地震計は、当時カリフォルニアで使われていた標準的な短周期地震計である。

 地震が起きたとき、震央距離がちょうど100kmの場所に地震計があるとは限らない。そこで、震央距離がΔであれば、

(3-1) 
によって地震のマグニチュードを決める。は最大振幅の距離減衰を表す関数で、実際には表の形で与えられた。これがリヒターの「ローカルマグニチュード」である。次ページで述べるように、現在ではこれを拡張した様々なマグニチュードが用いられている。これらを区別するために上式ではと表記した。

 距離減衰項は、実際には震央距離Δだけでなく、にも依存する。しかし、これを無視して、マグニチュードという有用な尺度が定義された。


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