| 6.1.4 活断層の長さと地震規模 | ||
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活断層が長いほど、そこに起きうる地震も大きくなる。実際、活断層の長さから将来発生する大地震の規模を推定することも行われている。 この推定にあたって、わが国で広く使われているのが、断層長L(km)と地震規模Mを結びつける統計的な関係式: (6-1) である。この式は、日本の内陸部に発生した地震14個のデータから得られたもので、提唱者の名前をとって「松田式」と呼ばれる。断層長としては、地震断層の長さと震源断層の長さの両方が併用されている。最近、これを改定した「新松田式」が提案されたが、旧い式の方が優れているとする研究者も少なくない。 式(6-1)のLに活断層の長さを代入すると、その活断層を端から端まで破壊する地震、つまり最大地震のマグニチュードを推定することができる。例えば、活断層の長さが40kmであれば、最大地震はM=7.5程度と見積もられる。 活断層から発生する地震は、つねに全体を一度に破壊するとは限らない。実際、1つの地震で活断層の一部(セグメント)を破壊し、残りは別の地震で破壊するといった、エネルギー分割放出型の事例も存在する。一方、地表では別々の活断層とされていても、地下ではつながっている場合もあるかもしれない。この場合には、将来発生する地震の規模を過小評価することになる。 地震規模の予測においては、活断層のセグメント構造や地下深部の構造を解明することが重要な課題である。
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