| 7.2.3 構造物による被害の相違 | ||
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図7.2.3-1 木造二階建て住家と土蔵の被害.[斎田(1938)による] 図7.2.3-2 東京市の地質断面図.[成瀬ほか(1968)による] |
図7.2.3-1は1923年関東地震の際の東京市(現23区)における木造2階建住家と土蔵との被害率を山手と下町とに分けて表した図である。下町は山手に比べて住家の被害率は高いが土蔵の被害率はかえって少ない。この原因は地盤の卓越周期と構造物の固有振動周期の相違にある。すなわち、地震動と構造物との共振現象が被害状況を左右している。
図7.2.3-2は 東京の地質断面図であり、有楽町より東は有楽町層と呼ばれる沖積層で深さは20m〜50m, 測定された地盤の卓越周期は0.5sec〜1secである。これは木造住家の倒れやすい周期とほぼ一致する。土蔵の倒れやすい周期は0.3sec付近であり、山手の地盤の卓越周期も0.3sec付近である。
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