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図7.3.2-1 名神高速道路に沿った地盤断面図.(関ヶ原〜一宮) [日本道路公団(1962)による]

図7.3.2-2 宙に浮いた長良川鉄橋.[Milun and Burton(1893)による]
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図7.3.2-1は名神高速道路建設の時に行われた詳しいボーリング調査の結果である。この地帯は木曽三川の合流する低地帯であり、図7.2.1-2に示された1944年東南海地震の被害域が最も奥地まで入ったところである。
図7.3.2-1には木曽川、長良川、揖斐川の大きな鉄橋が並んでいるが、1891年濃尾地震の時にはこれらの堤防は崩壊したと言うより、消滅した。図7.3.2-2.は当時の長良川鉄橋の写真である。当時のこの地域の報告には「貝殻交じりの青粘土が至る所で噴出し、一面海の様になった」と記されている。このような大規模液状化の原因は、勿論震源が近かったことにもよるが、図7.3.2-1の地下構造によく示されている。この地帯は深さ30メートルまでN値が5以下の軟弱地盤であり、砂層と青粘土層とが一緒になって液状化したのであろう。図7.3.2-2.に示した堤防の消滅も、この大規模な液状化によって堤防がこの軟弱地盤に沈んでしまったのであろう。
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