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7.4.2 長周期地震波が卓越する地域



図7.4.2-1 JMA-1観測網の記録.(a)1983年日本海中部地震.(b)1984年長野県西部地震. [村松(1987)による]

液状化の恐れがなくとも、大型石油タンクの溢れ易い地域があることに注意せねばならない。気象庁1倍強震計は長周期の地盤卓越周期をよく示しているので、その観測網の記録例を図7.4.2-1(a)(1983年日本海中部地震)および図7.4.2-1(b) (1984年長野県西部地震)に示した。1984年長野県西部地震でも新潟の長周期成分が卓越しているが、東京も長周期成分の卓越した地点である。その他長周期成分の卓越する地点が幾つか認められる。超高層ビル、長大橋など長周期構造物が次第に増加するので、長周期の卓越周期をもつ軟らかな厚い地層の影響にも注意する必要がある。

 図7.4.2-1(a)および図7.4.2-1(b)は横軸(時間)も縦軸(振幅)も共通であるから、一見して震源の規模の違いが分かる。ここで注意したいのは、何時も大きく揺れる観測点があるということであり、しかもその揺れ易さは震源の規模の相違を上回っているということである。この地震計(気象庁1倍強震計)は長周期の感度が高いので、5秒から10秒の地盤の卓越周期が目立つ。図7.4.2-1で周期の長い大振幅はS波より少しおくれて到着しているので表面波と解釈される。






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