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9.2.4 入力地震動の「振動特性」



図9.2.4-1 1940 ElCentro地震動のSa(T,h=0.05)[大崎(1987)による]


図9.2.4-2 「振動特性」の定め方

 色々な地震動について図9.2.3-2(a)のような加速度応答スペクトルを作ってみると、h=0.05は中層ビルに適しており、また、地盤の影響が強く現れている。これを図9.2.4-1の点線のように で平らに では1/Tで減少する曲線で近似することが出来る。この は第7章で述べた地盤の卓越周期に相当する。平らな部分 の値はと近似される。即ち、この点線を図9.2.4-2のように描き、を入力地震動の「振動特性」と呼ぶ。の値によって地盤種別がなされる。の平らな部分の値は、1981年新耐震設計法では、希な大地震( =400gal)のときは, しばしば起きる中地震(80gal)のときはとした。

 1981年施行の新耐震設計法は地震動と建物の共振現象を考慮した静的設計法であり、複雑な地震動の振動特性を図9.2.4-2のようなに置き換えた。これは耐震設計を普及する上での大きな進歩であり、1995年の大震災では効果をあげた。原子力施設など特に重要な構造物には適当と判断される実地震動を入力として各部の応答を調べることになっている。これを動的設計法とよんでいる。

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