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9.2.5 1981年新耐震設計法


図9.2.5-1 中層ビルにかかる層せん断力




図9.2.5-2 震源から建物まで

 1981年施行の新耐震設計法は主に中層ビルを対象にしたもので、そのi階における層せん断力を図9.2.5-1および式 (9-6) に示す。

(9-6)  
 ここで、zは地域係数で普通のところでは1、はビルの一次固有周期、Ai(T)i 階の振幅で上階ほど大きくなり、i =0(基礎)では=1,=1である。したがってCoはベースシヤー係数と呼ばれる。図9.2.5-2は震源から建物までの地震波の変化,とくに地盤の振動特性と建物の1次固有周期を示したものである。

 表9.2.5-1に1981年新耐震設計法の考え方を示した。1次設計では中地震動を想定し積雪その他の荷重も加えて建物の大枠が定められ、2次設計では、大地震動を想定し材料および構造の粘り強さが十分に生かされる場合には地震力をCo/4まで下げてもよい。逆に、建物に階による強度の不均一および同一階中に偏心(剛心と重心のずれ)のある場合には、応力の集中があるので制限を設けるとともに地震力をそれぞれ1.5倍まで上げる等の配慮がなされる。






表9.2.5-1 1981年新耐震設計法の考え方
1次設計 しばしば起きる中地震動にたいしては Co=0.2とし、建物は無傷とする
2次設計 希な大地震にたいしては、Co=1.0とし、建物は傷をみとめるが倒れないとする
  中地震動=震度5=80gal 大地震動=震度6〜7=400gal

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